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悲しみは突然に・・・。 [妊娠、出産]

プディングの誕生日を楽しく終えた火曜日ことです。

この日は、産婦人科を受診する日。実は、私・・・・

baby hand.jpg

妊娠をしていました。 6週程度でした。

判明したのは、約一か月前。9月上旬に産婦人科で検診を受け、小さな命が宿っているのをエコーの画面で見て、よろこんで帰って来ました。妊娠が極めて初期だったため、次回の検診で色々な検査をする予定でした。

それが今週火曜日のこと。プディングがいるため、朝一番の予約にしてもらって、ダーリンに面倒をみてもらうようにしていました。朝早く出かけたので、診てもらうのも一番。ノートには、先生に尋ねることを箇条書きにして、どのくらい胎児が大きくなっているかを見るのを楽しみにしていました。

一番の懸念事は、前回の受診で判明した、子宮に出来た1.7センチ程度のポリープ二つ。これのせいで、常にわずかながら出血していました。できたら、とってもらいたいと先生に頼んだところ、「妊娠中なので難しいけれども、もう一度みてみましょう。」ということで、内診がはじまりました。

ポリープは、幸いなことに取れかかっており、先生は、「今すぐにとると、出血して、赤ちゃんを見るのに支障がでますから、赤ちゃんを見てからにしましょう。」と仰いました。ポリープが取れかかっているとのことで、私は安堵し、今度は赤ちゃんがどのくらい大きくなっているかとワクワクしながらモニターを見ていました。

ところが、先生は、エコーで胎児の確認をしようとみますが、一向に赤ちゃんが写りません。私のような素人でも十分に胎児がいないのがわかります。しばらく試みた後、先生が、「赤ちゃんが確認できませんね。これは、いわゆる流産の状態です。」と私に告げました。

私も画面をみて、赤ちゃんがいないのが十分に確認できたので、その言葉の意味はよく理解できました。理解出来たというのは、「赤ちゃんが育たなかった。」という現実が理解できたということです。

その後、診察室に場所を移して、先生が再度早期の流産について説明して下さいました。この時期の流産は、医学的にはよくわからいこともあるが、染色体の異常や遺伝子的な問題で育たないというのが大きな原因であること。母親の責任では全くないこと等、きちんと説明をしてくださいました。

次に流産の処置をどうするか、で二つオプションを与えられました。一つは、手術で除去する方法。もう一つは、このまま様子を見て自然に体内に出るのを待つ方法。はっきり言って、すぐに判断できるような状態ではなかったのですが、とりあえず「自然に待ちます。」と決めました。その場合、きれいに出てきたらいいが、中に少しでも残っていたら、はやり手術をして除去しなければいけないこと。また、出てきたら夜間でも病院に連絡すること等を言われました。

ぼーっとなりながら、診察室を出て、看護婦さんに連絡する病院の電話番号を待っている間、とんでもなく悲しくなって、涙が出てきました。・・・が、こんなところで泣いてはいられないという理性が働き、何とかして自分自身を振り立たせました。

でも、自宅に帰る車の中で、やっぱり涙が込み上げて来て、泣きながら運転をしていました。でも、ダーリンもプディングも家で待っているので、泣いて帰るわけにはいきません。なんとか気丈にふるまって、家の扉を開けると、ダーリンが「赤ちゃん、どうだった?」とニコニコ顔で聞いてきます。そのそばにいるプディングもニコニコ笑っています。

「赤ちゃん、いなかった。」と告げるのがやっとで、後は涙・・・。ダーリンも最初は、私が何を言っているのか分からなかったと思います。そのうち状況がの見込めると、ものすごく落胆し、ダーリン自身も自分を理性的に保つのが大変のようでした。

ダーリンは、私以上に今回の妊娠を喜んで、先日ロンドンに出張の際は、妊娠中に飲むビタミンのサプリメント等も一杯買ってきてくれていたのです。それにイギリスの親戚や仕事仲間にも、「また子供ができた。」と嬉しくて言いふらしていました。

正直、妊娠前後は非常に忙しく、体が不調でした。なるべくして今回の流産は起こったのだと思っています。私も42歳。子供を生むには、生物学的に見ても若くはありません。ですから、もっと体を労わって、ゆったりとしたペースで臨まなければいけませんでした。

今回の出来事は、大変辛く悲しいものでしたが、赤ちゃんが身を持って知らせてくれた、私の生活へのアドバイスととらえ、体調を整え、またチャレンジしたいと思っています。

現在、まだお腹のものが出てきていない状態で、しばらく休養が必要です。まだ元気がなく、落ち込んでいますが、早く立ち直りたいと思っています。プディングの楽しい3歳の誕生日の記事の後で、こんな内容の記事を書くのはどうしてものかと思いましたが、このブログはあくまでも自分の備忘録なので書きました。

また、赤ちゃんが来てくれますように・・・・・。

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foufou

そうだったのですね。
今はとてもショックから立ち直れる状態ではないでしょうね。
泣きたいだけ泣くのも良いと思います。

悲しいけれど、赤ちゃんはたくさんの事を教えてくれたのだと思います。
プディングちゃんにも命の大切さが、心に伝わったのではないでしょうか。

LONDONさんのお歳の方で、妊娠されてる方、私の身近にもいますよ。
これが励ましの言葉になるかどうかはわかりませんが、私は応援しています。
本当なら直接言いたい所、コメントという形で失礼かとも思いましたが、いつか、またこちらでお祝いのコメントができる事を楽しみにしています。

一日も早く元気になってくださいね。
そして、今はお体をお大事に。


by foufou (2009-10-03 08:07) 

NAPE

私も涙がでてしまいました。
元気だしてね。
by NAPE (2009-10-04 10:55) 

みちる

はじめまして
私も 同じように
特に原因のわからない
流産を繰り返した経験があるので
他人事とは思えず
コメントしてしまいました。
お体 お大事にしてくださいね

今回 会えなかった
赤ちゃんは
きっと 違った形でママに
会いに来てくれると思います
by みちる (2009-10-04 20:24) 

mimi

なんと慰めていいのか言葉がみつかりません。
私もついこの間経験したばかりなので
LONDONさんやご主人の気持ちが痛いほどわかります。

どうか安静にしてくださいね。
自然に出る時は結構大変なので・・・。

また赤ちゃんが宿ってくれますように。


by mimi (2009-10-04 23:08) 

エミリ

LONDONさん、

ご無沙汰してしまっています。久しぶりにブログを拝見したら、このような内容で、なんと申したらよいのか分かりませんが、今回は大変残念でした・・・。どうかお気を落とされませんように。LONDONさんはまだまだ若いですし、大丈夫ですよ!
私は流産して数ヵ月後にまた妊娠し、その子を無事高齢出産しました。(ご存じのとおり、プディングちゃんとほぼ同じ年齢の女の子ですよ!)

早く元気を出してくださいね。

by エミリ (2009-10-05 01:44) 

usaki

LONDONさんがお子さんを望んでおられたのは
blogを通じてよく分かっておりましたので。。
本当に残念でしたね。
読んでいて涙が出てしまいました。
また赤ちゃんが来てくれますようにと、お祈りしています。
どうか、お体大切になさってくださいね。
by usaki (2009-10-05 15:42) 

eukybear

最近LONDONさんのブログを偶然見つけまるで自分のことのように楽しく拝見しておりました。思いがけない内容に思わず涙が出てきてしまい、コメントができずにおりました。結局は何を書いていいか分からないんですけど。しっかりお身体を休めてくださいね。
by eukybear (2009-10-05 18:17) 

himex

もしかしたら妊娠されているのでは、と思っていました。
あまりにもお忙しそうなので、体調を崩さないように、、と勝手に心配していましたが、残念でしたね。
ご主人とLONDONさんのお気持ちを思うと胸が締め付けられそうになります。
どうぞご自身を責めないでくださいね。
まだ42歳。これから寒くなっていくので、どうぞ体を冷やさないように、ゆっくり休んでくださいね。。
赤ちゃんがまたLONDONさんの来てくれることを祈っています。
by himex (2009-10-06 02:15) 

love

私も同じ状況についこの春になりました。2人目で、もうじき2歳のボーイの子育てしながらフリーランスの仕事を時間を見つけては家でやっています。そんな中妊娠。正直忙しい中で大変でしたが、みんなで喜んでました。スキャンが後数日というとこまで来たので大丈夫と思いましたが。(こちらロンドンなので12週で初めてのスキャン)旦那は仕事でロンドンにはいなく、突然の出血で子供を連れて、慌てて病院で緊急スキャン、ベイビーは心臓が泊まっていて、成長してなかったようです。私は、手術で摘出を選びました。意外とあっさり終わって、また今までの忙しい日々が始まり。今ではすっかり何もなかったかように日々追われてます!!
by love (2009-10-10 18:14) 

ちえこ

私は人生ではじめて、人のブログを読むものです。そしてコメントをこうして書くのも初めてです。
私は今ロンドン郊外に住んでいて、先週6日間出張で東京にいきました。出張の10日前に妊娠がわかり人生の頂点にたっていました。出張に出かけたときは、7,8週でした。ホテルについてすぐに、出血がありその後、流産を知りました。私が体験したことはロンドンさんとほとんど同じです。今もまだ出血があります。
私は自分のこの経験でいろいろなことを考えました。人生ってなんだろうって。不幸なことはこうして急にやってくる。自分にこんな苦しいことがまさか起こるなんてって、私は出張中だったので1人でそれを泣きながら考えていました。そしていろんな気づくことがありました。私は人生は苦しいことの繰り返ししだと思います。それについて一生懸命に考えて、このつらい経験とこれからどう一緒にいきていくかを失った赤ちゃんから教えてもらいました。なんか伝えたいことはたくさんありますが、うまく言葉になりません。でも伝いたいのは、つらいことは誰にでも起こるのだけど、それについて、ただ泣いて忘れようとするのではなく、その経験の意味することについて一生懸命考えて、つらい経験と一緒に生きていける強い人でいてほしいと思います。お互いがんばりましょう。
by ちえこ (2009-10-19 16:12) 

LONDON

loveさん、ちえこさん
ご訪問&コメントをありがとうございました。
日が経つにつれて、精神的にも落ち着き、普段の自分に戻ってきました。確かに色々と考えさせられることがあり、自分の生活を見直す良い機会になりました。前向きに行こうと思います!
by LONDON (2009-10-20 22:07) 

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